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フクロウなどの高額生体を無償で里親募集する理由について…

「可愛いか? 可愛くないか?」で売れ残り、殺処分されているペット産業の動物たちは人間社会の被害者であり、地球の生命の循環ではありません。

日本にドイツと同じような里親制度を根付かせるために。

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私たちは犬猫の保護以外にもペット業界の殺処分問題に昔から取り組んでおり、ブリーダーの過剰生産や閉店したペットカフェからも様々な動物を買い取り保護して参りました。

ただしフクロウやエキゾチックアニマルの場合、保護したと言っても無料で引き取ったような生体はおりません。

当園がタダで引き取ってきたと勘違いされている方もいらっしゃいますが、フクロウやエキゾチックアニマル(大型インコ、フェネックなど)の場合は犬猫とは世界が全く異なりますので、こちらがお金を払って買い取ってきました。

1羽あたり20万~40万はザラで、100万円を超える生体もいるのも事実です。

お金を払ってまでフクロウを買い取って保護した理由としましては、2015年~2018年フクロウカフェブームが起こった結果、出店競争に負けて廃業するお店のオーナーが気の毒だった事、過剰生産の売れ残りや殺処分がかわいそうで見過ごせなかったことが挙げられます。

それ以外の理由としましてはコロナ前までは海外の観光客が非常に多かったため、保護動物園(動物とのふれあいカフェ)のバードスタッフを増やしてそれを見にいらっしゃる入園者も増えれば、その利益で不幸な動物を保護する事業を拡大できたからです。

コロナ前までは保護したフクロウたちの活躍もあり、下記のサイクルでたくさんの動物を保護することができ、特に大量殺処分が問題になっていた野良猫を数多く助けることができました。

こうして系列店も全国に十店舗以上、増やすことができたのです。

​コロナ前

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​しかしコロナ過が始まってからは一気に入園者数は激減し、特に観光地にあった動物保護の系列店(フクロウ系)は海外の観光客をすべて失って壊滅、閉店に追い込まれていきました。

​コロナ過

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観光地にあった系列店がコロナ過で全滅、閉店してしまったもう一つの理由としましては、私たちはペット販売をやっていなかったことが挙げられます。

この場を借りて詳しく説明しますが、もともと私たちはアニマルカフェ(動物とのふれあいカフェ)としてペット業界に参入し、参入当初は何も知らずにわずかばかりペット販売も行いましたが、このペット業界に長らくいたからこそペット業界の本当の闇を見ることになりました。

以下の現実を実際に目の当たりにしたからこそ、私たちはペット販売は一切やめて、保護活動に回ったのです。

▼ペットショップ、ブリーダーの多くは売れ残りを本当に殺処分している。(都市伝説ではありません)

▼病気の子や状態が悪いペット動物は、売り物にならない場合は殺されている。殺処分する理由は犬猫一匹の生涯飼育費用は、軽自動車1台分くらいかかるから。

▼ペットショップは一定価格以上は安売りしない、大人になったら殺処分する。なぜならそれ以上安売りするとブランド品種が値崩れするから。

▼ペットショップで値札がつけられている一匹の下には膨大な犠牲が存在する、多くの人はそれを知らないだけ。

▼密輸に加担しているペットショップ、ペットカフェ、ブリーダーが多数存在している。

▼ペット販売時はなるべく領収書を出さず、死んだことにして脱税しているペット業者が多数いる。

▼ペットショップ、ペットカフェ、ブリーダーの多くは商圏が重なると足を引っ張り合い、自分の利益のために潰し合いを行って他店の動物のことはどうでも良いと思っている。

▼一部のブリーダーやペットショップはもうすぐ死ぬ事が分かっている動物を、一般人へ高値で売り付けては売り逃げして、飼い主の飼い方が悪かったせいにする。※獣医もペットショップやブリーダーの味方になって連携している場合すらある。

▼競争に負けて潰れたペットショップやブリーダー、ペットカフェの最後は殺処分か叩き売りされている。(弊社は行く先々で救援を求められては、売れ残り動物をたくさん保護してきました。)

▼獣医の多くはペットショップやブリーダーと蜜月の仲であり、一匹の命を助けている反面、ペット産業の一部となって何十万頭という殺処分に間接的に加担している。

▼悪徳獣医は治せる病気をわざと治さず、入院や手術を繰り返してボロ儲けしている。※数百万円、数千万円レベルの治療費も存在します。

▼動物専門学校や動物系の資格取得もペット産業の闇構造に組み込まれ、いつの間にか殺処分に加担する結果となってしまっている。

▼行政が発表する年間殺処分数の実数はほとんど減っていない。法律を盾に使った完全なウソである。以下がその理由↓

▼2013年施行の動物愛護法改正によりペット産業の売れ残りは、行政(保健所)が引き取り拒否できるようになったため、引取り屋やペット回収業者が殺処分を肩代わりしてすべては闇の中。

▼引取り屋やペット回収業者の多くはペットショップやブリーダーからお金をもらって回収した後、動物を山間部やダムに捨てるか殺処分している。

▼安易にペットショップからペットを買い、捨ててしまう人が今でも多数存在する。

​▼これらの結果、今でも何十万頭という罪なき動物が毎年殺されている。

▼ほとんどの人はペット産業のイメージ戦略に騙されて真実を知らないだけ。

この逆で、ドイツにはペットショップがありません「それは上記の現実も起こらない」ということなのです。

かわいそうなのは日本の動物。

私たちはこの現実を目の当たりにした結果、ペットショップやブリーダーの殺処分問題や違法輸入問題に反対意思を表明し、2017年以降、ペット販売はすべて辞めました。

売ったほうが儲かることは分かっていましたが、やめました。

それは可哀そうな動物を目の前のして、心の声が「助けろ」と言ったことと、ペット産業の根幹から変えない限り、殺処分問題は絶対に解決できないと痛感したからです。

そして全系列店を(ねこのす)の前身である、保護動物園( 保護した動物とのふれあいカフェ )事業に切り替えて新しい形で保護事業を始め、コロナ前までは順調に全国へ拡大できたのですが、皮肉にもその当時は収益源を外国人観光客からの入園料に依存していたため2020年からのコロナ過には耐久できなくなっていきました。

本当に皮肉な話なのですがコロナ過によって頼みの綱であった入園料という収入源が一瞬で無くなり、その後も動物をペットとして売って稼ぐことはしなかったため動物の飼育費用の問題もあり、観光地にあった系列店は全滅してしまいました。

それから動物は里親を探しながら、すべて「ねこのす」へ避難させて現在に至ります。

2020年は東京オリンピックも控えておりましたので、コロナ過でまさか外国人観光客も一切来なくなるような事態はさすがに予測できなかったのが敗因です。

​(しかしこの経験が私を強くし「ねこのす」を必ず復活させます)

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ただし当園とすればフクロウたちは今までいっしょに動物保護活動をかんばってくれたスタッフであり家族でした。

 

家族でしたので系列店から避難したフクロウもすべて引き取り、どれだけ赤字がつづいても自腹で補填してギリギリまで里親に出さず、売ることもせずに当園で保護してきたのです。

しかし2021年、4度目の緊急事態宣言と長引くコロナ過による景気悪化に伴い入園者数は頭打ちとなり、遂に保護シェルター収容数も限界となりました。

入園者数は減る一方ですが、動物たちの飼育費用は変わらず24時間かかり続けます。

当園にはフクロウの他にもたくさんの動物がいます。しかし100羽以上いるフクロウたちのエサ代、お世話にかかる人件費が実は一番高いため、どうがんばっても赤字になってしまうのです。

このままではフクロウを飼い続けることはおろか、保護犬、保護猫たちも全滅してしまうことが予想されました。

このような理由がありまして、苦渋の決断ですがフクロウの里親も募集する事にいたしました。

たしかにお金は必要です、一度は売ることも考えました。しかしそれではペットショップと変わりなく、私たちが今まで行ってきた動物保護活動の筋が通らず、信念に悖ります。

色々考えました結果、コロナ過で暗くなった世の中に社会貢献することこそが私たちが進むべき道との結論に至りましたので、フクロウも里親を募集して、生体料金は一切いただかないことにいたしました。

(※保護猫のみ、医療費の問題で譲渡手数料を頂いております※)

ただし、譲渡の条件としまして、エサのみ当園からご購入をお願いすることにしました。

これにはもちろん当園の施設維持と今後の動物保護活動のために、できれば当園からエサを買っていただきたいという経済的な理由もあります。

しかし当園からエサのご購入をお願いする一番の理由としましては、猛禽業界にいる特定の業者、一部のペットショップやブリーダー、ペットカフェは、けっこうな数が密輸や殺処分に加担しているためです。

もちろん里親様にはその実態は見えませんので、一見、どのペット業者も悪い人には見えないかもしれません。

 

仮にそのような業者からエサを直接買ってすべて自分で用意すれば、たしかにエサ代はもっと安くできるかもしれません。

しかし、結果的に私たちの譲渡したフクロウでその手の業者が儲かれば儲かるほどさらに密輸が増えます。そして不幸な動物が販売され続ければ殺処分の無限サイクルも終わることが無いのです。

つまりフクロウを無料で里親に出してもエサの購入を自由化してしまえば、いずれにしても里親様はどこかの業者からエサを買うことになります。

何も知らない里親様がエサを買うために悪い業者に当たってしまえば、私たちのフクロウで結果的に悪い業者を肥え太らせることにつながってしまい、私たちの動物保護活動の意味も、フクロウの里親募集の意味も無くなってしまうのです。

私たちは長年、ペット業界の裏側を見てきたからこそ、ペット販売はすべて辞め、保護動物園、動物保護施設を作ることにしたという経緯がございます。

しかし、我々の思いを無視して「フクロウを使って資金集めをはじめた」と皮肉を言う人や、我々の事を恣意的に悪く言うペット業者も出てきました。

さらに「タダでもらえるならフクロウを飼いたい」という人や「できるだけ安上がりに飼いたいからエサは自分で用意させてほしい」という方からの問い合わせも増えて参りましたので、あえてこの文章を掲載させていただくことに致しました。

※弊社は民間経営の保護施設ですので、単身者様、高齢者様、賃貸住宅の方をその理由だけでご応募拒否することはございません。

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私たちが(ねこのす)を作った理由

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