フクロウの飼い方

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当園で里親を募集しているすべてのフクロウは、ペット産業から保護したヒューマンブリード生体ですが、フクロウは元々ペットとして飼育が難しい部類に入ります。

特にフクロウの飼い方に関しましては個々人、販売店、ブリーダーごとに様々な意見があり、獣医の言う事も本当にバラバラなため、犬猫のように統一した飼育方法や共通概念がまだまだ未成熟な世界です。

しかし当園は当園なりに研究を続けておりまして、長年に渡りフクロウ100羽以上を同時に飼育してきた経験から、統計的に見て確証性のある一定の結論を保持しております。(フクロウの飼育は「ねこのす」が開園するずっと前から行っております。)

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​梟の飼い方 最新版2021年
獣医にかからず健康に
「20年、30年、40年」長生きさせる方法

2010-2021

​基本的な考え方。森の神様として祀りましょう。

統計的な結論として「慣れるが、懐かない」生き物です。犬猫のようなふれあいをお求めの方には向かない生き物です。観賞用と割り切って飼ったほうが良いでしょう。性格には生まれ持った個体差がとてもあり、手を尽くしてもまったく慣れない子もおります。ネットで見かける「べた慣れフクロウ」は、たまたま大人しい性格であった場合も多いので、実は飼い主やブリーダー、販売店の技量は全く関係なかったという場合もあります。つまり犬猫やインコのような関係を無理やり求めるとフクロウによっては苦痛に感じて不幸になり、早死にしてしまう場合があるのです。したがいまして「神様を祀る」くらいの感覚で飼ったほうが結果うまく行きます。

2006-2021

​エサ。何を与えるか?

​フクロウのエサにつきましては、飼い主、販売店、ブリーダー、獣医ごとに様々な意見があり、業界的にも「自分がこそが正しい」という悪い風潮があり、それが余計にフクロウを難しくしています。当園は基本的に、冷凍ひよこ、ミルワーム(乾燥でも可)、ネクトンBIO(ビタミン剤)、の組み合わせを主食に推奨しています。他にも乳酸菌無糖ヨーグルトを状況に応じてスプーン等を使ってごく少量与えます(年齢や健康状態でエサの内容も変わります。基本は無添加、自然に近いものしか与えません)与える回数は種類ごとに決まった量を1日1回(夏場は2回にわけてもOK)置き餌で与えます。毎回、手から食べさせる方法もありますが、それに慣れさせると、それをやり続ける必要があります事と、個体によってはそれがストレスで余計に食べなくなったり、人嫌いになる場合があります。従いまして、置き餌にして「食べたい時に好きなだけ食べてもら」という方法を基本としてください。「うずら」についてはエサに加工する際、熟練者以外は内臓処理や小骨の処理が難しいため、予期せぬ病気を誘発させる可能性があります。またエサに加工する際、うずらの羽や骨を取りすぎるとペリットがうまく生成できず早死にさせる原因になるのでご注意ください。「マウス」については野生のフクロウの食性に近いものの、野生の野ネズミと養殖マウスでは生産形態が完全に異なり、衛生面でも野生と一致しているとは言い難いため当園では副食程度でしか与えていません、また腸内に腐ったものが滞留している場合がありますので内臓処理は慎重に。参考までに、ひよこをエサに与える事を完全否定する獣医がいる反面、マウスを完全否定する獣医もいます。しかしエサの正解は、統計的に見て、フクロウ何羽を何年間、健康に飼えたか?が正しい答えになります。

2007-2021

​飼育環境。温度、湿度、目隠し、除湿器

フクロウの種類ごとに元々、住んでいる地域の気候に近い環境が望ましいのですが、基本的には「大型、中型フクロウは寒さに強いが、暑さに弱い。」「小型フクロウは暑さには強いが、寒さにとても弱い。」とお考え下さい。気を付けるべきは秋冬の昼夜の寒暖差。そして、春、夏は湿度と最高気温です。湿度が高いと様々な病気を誘発しますので、除湿器は必須とお考えください。北方のフクロウほど日本の春夏は気を付けなければいけませんまた、警戒心が強いので、環境が落ち着かないと餓死するまでエサを食べないことがあります。環境に落ち着ちついてエサをちゃんと食べるまでは、半日はケージのすべての面をタオルや段ボールで覆って(空気穴は必ず確保)目隠ししてあけてください。真っ暗でもフクロウは大丈夫です。また犬猫など4つ足の生き物をとても警戒しますので、近くにいるとエサを食べなくなります、他の動物やテレビが見えない環境を作ってあげることも大切です。

2008-2021

​エサ。交換時間?病気にさせないために

フクロウのエサは基本的に生モノですので、必ず1日以内に腐敗します。腐敗した状態のものを食べさせ続けるといずれ必ず病気になります。内臓系の病気になるとまず助かりません。フクロウの病気はだいたいエサから来ます。注意すべきポイントはエサの腐敗のスピードが冬と夏ではまったく異なる点ですこれは人間の食べ物と同じとお考え下さい。したがいまして廃棄する目安は出してから最長10時間~14時間くらいですが、これはあくまでも目安であり季節や室内の温度、湿度、飼い主のエサの内臓処理の技術によってもっと短くなり、エサの腐敗速度も飼育環境で大きく異なります。エサを置いたらすぐに食べる子もいれば、人の気配がある限り食べない事もいおりますので、エサが悪くなる事もギリギリまで許容した上で一定時間は置き餌にしないといけません。あまりに短時間で廃棄してしまうと「食べたかったのに食べられなかった」とう事も起こり、体重減少を招きます。廃棄のタイミングは難しいのですが、変に臭うようになったらすぐ廃棄するか、特に夏場は1日2回にわけてなるべく新鮮な状態で与えてください。フクロウの消化能力や細菌への耐性は人間が思うよりは高いのですが、悪いものを長期間与えることで病気になるという原理を忘れないようにお願いいたします。

2009-2021

​エサ。置き水は必須です

フクロウにも犬猫と同じように置き水は必須です。犬用のひっくり返らない形の水飲みをご用意ください。置き水を飲むことを覚えるまで時間がかかる子もいますので、飲んでいないようでも毎日、根気よく置き水を置いてください。そこで水浴びする事もあります。くれぐれも、「フクロウは水はあまり飲まない生き物」という古い考え方は完全に間違っています。重複しますが、置き水を飲むことを覚えるまでに時間がかかる子もいますので、毎日のエサを与える時も、適度に水をかけてエサ自体が十分に水分を含んでいる状態にしてください。※水のかけすぎは血液成分を薄めてしまうのでNGです。気を付けるポイントは、夏場はエサが乾燥しにくいのですが、冬は短時間でカラカラに乾くという点です。気づかずに干物のようなエサを与えていると脱水症状になって、さらにエサを食べなくなります。そしてよくわからないけど死んでしまった。という結末を迎えます。獣医に連れて行っても脱水しているかどうかは獣医ではわからない場合が多く、見当違いの薬を出されたり間違った治療をされたり、強制入院で結果、死んでしまうという事が本当によくあるのです。

2015-2021

​エサ。食べ残しOK。減らしてはダメです。

フクロウは、日によってエサを食べ残すことがよくあります。食べ残すからと言って与える量を減らしてしまう飼い主さんがおりますが、これは間違いです。必ずいつも食べ残すくらい与えてください。食べ残しOKです。もったいないかもしれませんが食べ残しは捨てて、毎回、必ず規定量を与えてください。フクロウは気難しい一面がありますので、食べ残した日は、たまたまペットの猫を見たり、お子さんが大騒ぎしたり、近所で工事があったという理由だけなのかもしれないのです。個体差はありますがフクロウの習性上、たとえばひよこが3羽、目の前にあった場合、1羽は巣に隠して(保存用に残す習性)、2羽だけ食べるという事もあります。つまり1羽は無駄になりますが、2羽をしっかり食べさせたいのであれば3羽与えなくてはいけないということになります

また、夏と冬では基礎代謝の問題で食べる量が異なります。冬のほうが多く食べますが、夏でもエアコンで寒い状況が続けばそれなりに食べるのです。

問題は、飼い主の主観でエサを減らしていくと次第にガリガリになり、病気になった場合、体力不足であっけなく死んでしまうことです。これとは逆に毎回、完食がずっと続くといった場合はエサの量が足りていないという事を意味しています。結論としてましては毎回、食べ残すくらい与えるのが正解です。

2016-2021

​エサ。ひよこ、かわいそう?

もちろん生きたエサを与える必要はありません。冷凍ひよこを解凍して、内臓処理したものを与えます。「ひよこがかわいそう」というご意見もあるのですが、動物のエサとして流通しているひよこは、養鶏場で人間の食肉用に生産され、オスという理由だけで、廃棄、殺処分されたオスのひよこです。それを我々のような動物園やペット産業が買い取ってエサとして再利用しています。なぜオスのひよこが捨てられて殺されるか?という理由につきましては、オスはメスより肉付きが悪く、卵も産まないからという理由があるからです。こうして世界中で年間、何十億羽(もっとかもしれません)というオスのひよこが毎日、殺され捨てられています。つまりこれは人間が鶏肉を食べるからこそ、生まれた闇であり、この人間社会の闇を食べてくれるのがフクロウなのです。フクロウが食べてくれなければ、オスのひよこは生まれてすぐゴミにされる産業廃棄物でしかなくなってしまうのです。と、考えて頂きますと、かわいそうという気持ちも変わられるかもしれません。

2018-2021

​エサ。乾燥させると死にます。(再)

フクロウは置き水を飲むことを覚えるまでに時間がかかる子もいますので、毎日のエサ(内臓処理したヒヨコ等)を与える時も、適度に水をかけてエサ自体が十分に水分を含んでいる状態にしてください。※水のかけすぎは血液成分を薄めてしまうのでNGです。気を付けるポイントは、夏場はエサが乾燥しにくいのですが、冬は短時間でカラカラに乾くという点です。気づかずに干物のようなエサを与えていると次第に脱水症状になって、さらにエサを食べなくなります。そしてよくわからないけど死んでしまった。という結末を迎えます。獣医に連れて行っても脱水しているかどうかは獣医ではわからない場合も多く、見当違いの薬を出されたり、間違った治療をされて死んでしまうという事が本当によくあるのです。

2018-2021

​飼育環境。止まり木には絶対に人工芝をつけてください。

止まり木には人工芝を必ずつけてください。(人工芝はダイソーなどで購入して、結束バンドできつく巻きます)フクロウや鳥類のバンブルフットの原因は長らく不明とされてきましたが、我々の研究の結果、バンブルフットの多くは細菌感染よりも堅い止まり木による床ずれの原理であることが判明しました。人間も堅い木のベッドで布団が無い状態で毎日過ごせば床ずれになるのと同じ原理です。人工芝が衛生的に汚いと思われる方は、毎日、拭き掃除をするか、月に一回、人工芝を交換すればよいのです。人工芝を巻かず、止まり木を毎回、洗うという方もいらっしゃいますが、それをすると結果的にバンブルフットになりやすく、生乾きの木のほうが細菌も繁殖しやすいのです。バンブルフットになった子でも、人工芝に変えてしばらくするとバンブルフットが自然に完治することがよくあります。考えてみれば、フクロウも冷たくて堅い木で一生過ごせ、というのは地獄ではないでしょうか?ちなみに野生の木々は生きていますので雪に埋まっても木の周りの雪を溶かすほどの熱量があります。冬でもそこまで冷たくはないのです。そして木の皮はごつごつしていて自然なマッサージ効果があります。これが野生の鳥ではなかなかバンブルフットが見られないという理由なのです。自然は偉大です。

2005-2021

​獣医。行ってもほとんど治りません

(これはすべての獣医を批判しているわけでもなく、偏見で言っているわけでもなく、統計的にそうだったという事実に基づいてお話ししております。)フクロウにおいては獣医に行っても飼い主が嫌な思いをして、結果、助からないという事がよくあります。なぜなら鳥類、エキゾチックアニマルの獣医は、犬猫ほどの競争が無いため磨かれておらず、上から目線の殿様商売が未だにまかり通っているからです。また、特にフクロウにおいては獣医に行って嫌な思いをしたという方が後を絶ちません。もともと診れる獣医が少ないので、当日診察の場合、だいたいどこも混んでいて予約が取れない事もよくあります。その点、犬猫の獣医のほうが競争がレッドオーシャンなので技術や接客面でもレベルの高い所が多いのですが、犬猫の獣医に行く感覚で、鳥類、エキゾチックアニマルの獣医に行くと世界が違うのでご注意ください。

さらにフクロウにおいては、飼い方に派閥意識のような悪しき風潮が未だに存在しており、それに囚われている獣医も多くおりますため、違う派閥から来た人を見下したり、攻撃したりする風潮があるのも事実です弊社は犬、猫、鳥類、20件ほどの獣医と提携していますが、そこに絞り込むまで、この3倍の獣医に行きました。しかしフクロウに関しては、獣医界隈で日本で鳥類最高の権威と呼ばれる獣医でも何もできずに終わることもあります。(最高の権威と呼ばれる獣医が、出した薬の成分を書かず意図的に非公開でした。それは他の獣医に成分表を見せられたり、民間人に検証されたり突っ込まれるのが嫌なのかもしれません。ちなみに我々もこの獣医では3戦3敗。うち1羽は入院後に死亡、1羽は手術中に死亡、1羽は別の獣医で継続治療中。結局、我々はこの獣医を使わなくなりました。)。

フクロウの場合、獣医を3軒回れば、3軒とも違う診断結果になるという事が本当によくあるのです。(犬猫でもありますが、)獣医自身もフクロウに関しては獣医学部を卒業してもフクロウ専門で勉強したというわけではないので獣医が免許を取得後してから社会に出て、どれだけ勉強を続けているかが?大きな鍵になります。さらにフクロウにおいては獣医自身がフクロウを飼ったことが無いケースがほとんどで診療経験も極端に少ないため、獣医自身も他の動物や鳥類の症例と当てはめて推測で考えるしかなく、実はよくわからないという獣医も多いのです。ですのでフクロウが病気になった場合、ほとんど助かりません。我々の統計上、獣医に行って外傷以外の病気を完治できる確率は20%以下とかなり低い数字になります。特に内臓系の病気で手術した場合はもっと生還率が下がります。逆に目に見える怪我(外傷)の場合はどこの獣医でも治せることが多いのですが、これは外傷は内臓の病気より分かりやすいからです。つまりフクロウの場合、内臓系の病気になると獣医に行っても原因が特定できずに助からない事がほとんどなので、まずは病気にさせない事が一番大切です。

ワラをもつかむ思いで獣医に行ったのに、飼い方が悪いとか、エサが悪いとか飼い主に責任転嫁され、飼い主が逆にお説教されることが本当によくある世界なので、獣医選びは口コミサイトやGoogle評価をよく読み、とにかく慎重に行ってください。(急病でも駆け込みしないように事前に獣医を選別しておいてください)

このような業界背景もございますため、「困ったら獣医に頼る」という考えは捨てて、根本的に医者にかからない飼い方をマスターする事こそがフクロウのためであり、飼い主様のためになります。病気にさせないための要点は、このページに書き記してございますので、お手数ですが記事をよくお読みいただけますと幸いです。
 

2006-2021

​飼育環境。ケージで飼うか?つないで飼うか?

結論から申し上げますと、当園はケージで飼うことをお勧めしております。大型の場合は特大ケージを作るか、部屋を丸ごと改造して放鳥飼育をお勧めします。フクロウの足を紐でつないで飼うことを係留、繋留(けいりゅう)と呼びますが、そもそもフクロウをつないで飼う歴史は100年あるかないかであり、つなぐ飼い方は、もともとは鷹をつないで飼う流れ(鷹匠の概念)を人間がフクロウに無理やり当てはめたものです。鷹を飼う歴史は1000年以上ありますが、フクロウと鷹はそもそも近縁種ですらありませんし、生態も大きく異なります。しかしなぜかフクロウもデフォルト設定のように「猛禽類という、くくり」で同じ扱いにされ「フクロウはつないで飼うことが当たり前」というような固定概念が日本には根付いております。しかし私たちはフクロウをつないで飼うことにずっと疑問を持っており、6年前ほど前から段階的に放鳥飼育とケージ飼いを実践してきました。結果、放鳥したほうがフクロウが伸び伸び生き、個性豊かにフクロウらしく生きられる事がわかりました。当たり前といえば当たり前の話ですが、仲間同士好きに遊んだり、水浴びしたり、エサを自由に食べたりします。慣れれば紐が無い状態でも手載せもできるのです。

デメリットとして、「管理し辛い」という意見がありますが、その場合は、足に専用のアンクレットだけつけて(別途11,000円で承ります)、必要な時だけに、フック式のナスカンをつけて、手に据えればよいのです。これで爪切りも行えますし、一緒にお散歩も可能です。(詳しくは譲渡の際にサポートいたします)反対意見として、ケージ飼いで事故が起こらないか?羽が挟まったりしないか?ストレスではないか?という意見もございますが、つないで飼うことによる、足のうっ血事故。アンクレットの摩擦で足の骨が見えるほど肉がえぐれる事故、紐のからまりや宙づり死亡事故などのリスクから考えると、つながずにケージで飼ったほうが事故のリスクは圧倒的に低くなります。「ケージ飼いはストレスではないか?」という意見もありますが、足をつながれて動けないほうがストレスで個性を失いますし、羽を広げられる適度な大きさのケージであれば、そこが巣であり縄張りになりますので逆に落ち着きます。もちろん、ずっとケージに入れっぱなしいするのではなく、犬の散歩やインコと同じように、適度に出して遊ばせてあげればよいのです。

そもそもフクロウは待ち伏せ型のため、長距離を飛び回るタイプの鳥類ではありません。床をトコトコと歩くこともありますし、止まり木にいる時間のほうが長い生き物です。

2007-2021

​飼育環境。ケージで飼うか?つないで飼うか?その2

​フクロウの飼い方にはいろいろな考え方があります。犬のように連れて歩きたい方は鷹の調教の概念でつないでしまえば、フクロウは個性を失い、一見、大人しく従うようになります。しかし犬ではないので、それはフクロウ本来の姿ではありません。つまりフクロウ本来の姿を引き出して観賞的に飼うか?人間都合で飼うか?という選択にはなりますが、どちらを選ばれるか?はやはり飼い主様次第です。

ただし、放鳥飼育やケージ飼いの場合、本能が目覚め、やんちゃになって人間を蹴って来ることもありますが、フクロウにも感情と知恵がありますので、長く付き合えば付き合うほど人間の心もかわるようになりますし、ある程度の信頼関係を構築することもできます

ただどうしても犬猫のようなふれあい型の生き物ではありませんので、爬虫類くらいの距離感を持って気長に飼える方が向いていると思います。「慣れるが懐かない」ということをご理解いただき、森の神様を祀る気持ちで飼っていただけると幸いです。

2005-2021

​フクロウ知識。結局、何年生きるの?

​フクロウはペットとして飼われ出した歴史がとても浅いため、実はまだまだ確証性の高い平均的な統計データがありません。ただし、だいたいわかっている事は、小型が12年~20年、中型が12年~30年、大型が20年~40年と、このあたりである事は間違いありませんが、逆に飼育下で早死にさせてしまう割合もとても多い生き物です。つまり、うまく飼う事さえできれば長生きな動物であることに間違いありませんが、情報不足でうまく飼えない方が多いのです。当園では大型30歳越えや中型以上の20歳越えはわりと普通にあり、海外ではおじいちゃんの代から飼っているユーラシアワシミミズクの話もありますので、最長寿記録を作るのは皆さまです。ただしフクロウの病気のほとんどは人間と同じく、食事と生活習慣から来ますので、エサの内臓処理方法や与えてから腐敗するまでの時間管理をもっと研究して精度を上げれば、寿命はもっと伸びると考えております。

2014-2021

​エサ。解凍に電子レンジは絶対NG。早死にさせます。

​フクロウのエサは多くの場合、冷凍されたエサを解凍して与えることとなりますが、解凍する際に電子レンジは絶対に使用しないでください。諸説ありますがビタミンなど栄養成分が大幅に減少することは事実であり、味も変わってしまいます。電子レンジを長期使用すると、栄養不足を招いて病気を誘発する可能性が高まります。では、どのように解凍するのがベストなのか?という話になるのですが、一番良い方法は、エサを前の晩から冷蔵庫(れいぞうこ)に入れて12時間以上かけてゆっくり解凍する方法です。これは高級飲食店の肉や魚の解凍に用いられている方法ですが、結論としてこの方法が味と栄養を損なわずに解凍できる一番の方法となります。

2010-2021

​エサ。何日も食べてくれません。どうすればよいでしょうか?

エサを食べない​原因はだいたい2つです。

1・環境が落ち着かない。

2・ふくろうが脱水症状になっている。

まず1(環境が落ち着かない)の対処法ですが、段ボールを切って、ケージを全面目隠しします。つないで飼っている方は、足紐をはずしてケージや段ボールハウスに入れてください。目隠しはタオルでも良いですが、なぜか段ボールのほうが効果がありました。(ただし通気口は維持してサウナにならないように注意してください)四面と天井、つまりすべての面に目隠しをして「エサしか見えない」という状況を作ってあげれば、かなりの確率でエサを食べてくれるようになります。真っ暗でもフクロウは大丈夫です。これでも食べない場合は、脱水している可能があります。

それでは次に、2(脱水症状)の対処法ですが、ペットボトルのキャップに水を入れ、上くちばしにひっかけて少しずつでも良いので水を飲ませてください。脱水して喉がカラカラの状態になると、おなかが減っていてもエサを食べなくなります。それではなぜ脱水したのか?を考えてみましょう。・炎天下の中、手に載せてお散歩させた。・放鳥時、運動させすぎて水分補給を怠ってしまった。・エサに水を含ませるのが足りず干物のようなエサを与え続けていた・環境が変わって数日間エサを食べていなかった。概ねこれらが脱水する原因となりますので、今一度、気を付けてみてください。脱水している時は起きている時でも目を閉じている時間が長くなります。※ただし給水の際、霧吹きを使うことはおすすめしていません。なぜなら霧吹きは拡散範囲が広いので体の余計な部分を濡らしてしまう場合や、逆に水の噴射をストレートに調整すると気管に直撃させる場合があるからです。特に具合の悪い子は濡れた際、気化熱から体温が下がるので余計に具合が悪くなってしまいます。

2015-2021

​エサ。ドックフードを与えていた方がフクロウを死亡させました。それはペリットが出せないからです。

昔、我々がお話ししたお客様の中に、小型フクロウがドックフードを食べるので、お湯でふやかして与えていたら、数か月後に原因不明で死にましたという方がいらっしゃいました。この件を考察しますと、結論はこうなります。​​

1・ドックフードそれのみ、または、メインの食事にして与え続けた場合、凝固剤や添加物の副作用があった可能性は否めません。またドックフードではフクロウに必要な新鮮な血液成分からしか取れない栄養が取れず、腸内細菌バランスも崩れるため、栄養不足で死亡してしまったと考えられます。

2・次に我々が考える一番の理由は、ドックフードにはペリットになる材料が入っていないことです。結果、ペリットが出せず、気道や胃腸の掃除ができず、病気を誘発して死亡してしまったとも考えられます。

ペリットを作るには動物の羽や骨が必要です。その点、ひよこの羽はペリットの材料としては柔らかく一回の食事で与えられる量もベストであると考えます​うずらをメインで与えている方がフクロウを死亡させてしまう理由の一つは、エサに加工(内臓処理)する際、骨や羽を取りすぎてしまう事です。(うずらをさばく際、皮ごと剥ぐ事を教えている所がありますが、それをすると羽がすべて無くなり、ペリットの材料も骨しか無くなります。これは自然界ではありえない事です。つまり人間が食べるお肉並みに加工してはいけないのです。)フクロウのペリットについては、どんな物か気になる方は検索して調べてみてください。ペリットを出すことは自然の摂理であり健康のバロメーターなのです。

2018-2021

​エサ。プロテインを混ぜるのはやめましょう。まだまだ安全面の確証性がありません。

フクロウのエサに人間のプロテイン系のものを混ぜるのはどうですか?という質問がありましたが、結論から申し上げますと、我々は使いません。なぜなら安全面の確証性が無いからです。プロテインはたしかにタンパク質の粉であり、肉食のフクロウにも原理的には使えそうなのですが、最新の研究では添加物の副作用で人間の腎臓にもかなりの負担をかけていることがわかっています。もちろん鳥にも腎臓の病気があります。プロテインはあくまでも人工的な化合物です、悪い添加物や人工甘味料が入っているものも多数あります。つまりそれはフクロウにも絶対に悪いと考えた方がよろしいでしょう。フクロウに与えてよいものは基本的には自然のもの、無添加のものです。動物は人間よりも添加物に敏感なのです。得体の知れない添加物は内臓にダメージを与え、腸内細菌バランスをあっという間に破壊します、それが結果的に死を招くのです。プロテインの是非については、売りたい側は「副作用は無い」と唱え、利害関係の無い側は「副作用あり」と唱えます。世の中の情報には必ずベクトルがかかっています。我々のベクトルはフクロウを健康に長生きさせる、それ1点です。

​エサの定期購入について(準備中)

​有料サポート(準備中)